先日の浜松市内こども園の園長先生や保育士の先生方から運動あそびのお悩みごとをいただいたので回答しておこうと思います。
- 遊びが大切なのはわかっているんだけど、遊びがなんで大切なのか?
- 先生方が分かりやすく保護者の方にも伝えられるようにするにはどんな理論があるのか?
そんな悩みを園長先生から頂いて今回、体験指導をさせていただきました。
各クラスの先生方からも悩みを伺うことができ、回答をしてみたので普段の保育に役立てていただければ嬉しいです。
普段の運動あそびのお悩み

- 遊びによってやりたい子、やらない子と意欲の差が出てしまう。
遊びによってやりたい子、やらない子と意欲の差が出てしまうのは仕方ありません。その子が今、どんなことに興味をもっているのかをみれるといいのかなと思います。もし、やらない子がいたら無理に引っ張ってみんなと一緒にやらせようとせず、まずはやりたい意欲がある子たちに目を向けて楽しめばOK!そうすればいつの間にか楽しい雰囲気につられてやりたくない子もやりたい子に変わっていくと思います(^^♪
- 鉄棒や縄跳び等用具に拘りそれらができるかどうかにとらわれてし
まう。
鉄棒や縄跳び等ができる、できないよりも鉄棒や縄跳びに限らず、まずその運動や種目を子どもが楽しめているかが大切です。楽しめていれば、自然とできないことに挑戦しようとするはずです。大人が少しお手本をみせてあげれば子どもたちもその気になってできないことへ果敢にチャレンジする姿がみられると思います(^^♪

- いつも同じような運動になってしまうので、
バリエーションや年齢にあったアレンジの仕方を増やしたい。
いつも同じような運動になってしまうことはダメではありません。同じような運動でも、その運動を子どもたちが大好きで楽しんでいるのであれば同じ運動を何度もやっても大丈夫です。そうするとその運動が簡単になって、もう少し難しいことにチャレンジしていきます。同じ運動でも、時間や数、人数の制限を変えたり、少し道具を変えてみたりすると同じ運動でも違った刺激になり楽しめるかもしれません。
- できるようになるまでの身体の動かし方や知識がない為子どもたち
が楽しんでできるようにすることが難しい。
今をとことん楽しんで体を動かしていれば気づいたら身体を上手に動かすことができるようになっていきます。運動の知識をつけたいのであれば「教師のための運動学」という本がおすすめです。体育教師向けですが運動指導の実践理論を学べる教材になっています。運動学の本質が学べます。
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