
こんにちは!リーベ式運動あそびのお茶コーチこと高橋亮祐(@liebe_otyacoach)です!
リーベ式運動あそびは
- 『イメージ遊び』
- 『どの子も否定されることなく認める言葉掛け』
- 『動き続ける展開』
この3つが大きな特徴です!
特にはリーベ式運動あそびを伝えていくうえでとても大切にしています。
なぜ大切にしているかというと子どもたち一人一人の表現の仕方は違います。その一人一人の表現を観察しながら、あらゆる表現を認めてあげることで運動をすることが楽しくなり、好きになるきっかけにつながるからです。
リーベ式運動あそびのなかで『どの子も否定されることなく認める言葉掛け』が大切に感じている理由はもうひとつあります。それはイタリアのレッジョエミリア市でうまれたレッジョエミリア・アプローチに出会ったことがきっかけでした。
イタリアでフットサル選手として住んでいたレッジョ・エミリア市。そこにはレッジョ・エミリア・アプローチという世界的に有名な幼児教育法がありました。このレッジョ・エミリア・アプローチ出会わなければリーベ式運動あそびのコーチのぼくはありません。
運命的な出逢いを感じたレッジョ・エミリア・アプローチの紹介と出会いについてまとめました。
目次 [表示]
イタリア、レッジョエミリア市
リーベ式運動あそびのコーチをする前4年前、ぼくはイタリア、レッジョエミリア市に住んでいました。
イタリアセリエAのプロフットサル選手として活動していた頃です。
アスリートとして海外でのキャリアをスタートさせるための大切な1年目でしたが、ぼくは1試合も試合に出ることはありませんでした。
日本とイタリアとの移籍手続きが上手くいかなかったことが理由で。
日本人女性との出会い
試合に出たくても出られない、自分ではどうしようもできない状況で我慢の日々が続いているとき、いつものように街中を歩いていると日本人女性らしき人をみかけました。
観光地でもない街に日本人女性は珍しいと思い声をかけてみるとその方は日本で英会話スクールを3都市で経営されている方でした。
<合わせて読みたい記事:イタリア発!レッジョ・エミリエ・アプローチとの出逢い>
なんでレッジョ・エミリアに来ているのかと聞くとレッジョ・エミリア・アプローチの研修を受けにきたことを聞いてそこで初めてレッジョ・エミリア・アプローチを知りました。
大学時代にキッズ指導した経験からとても興味を持ち、もっと詳しくレッジョ・エミリア・アプローチについて知りたいと思いお話をきくことができました。
レッジョ・エミリア・アプローチとは?
子ども力を開花させる教育
レッジョ・エミリアとは北イタリアに位置する街の名前。1991年ニューズウィーク誌で、この地で行われた創造性あふれる教育法が取り上げられ、世界中の注目を集めました。レッジョ・エミリアの教育アプローチは第2次世界大戦後に「平和」と「自由」な教育を求めて、心理学者マグラッツィ氏とこの街の保護者たちによって生み出されたもので「子どもたち一人ひとりが自由な権利を持ち、自らの可能性を開花させる機会を与えなければならない」という理念を掲げている。
このアプローチでは「自分で考え学ぶ、好奇心、自らを表現する力、そして周囲の世界とつながりたいという気持ちを、子どもは生まれながらに持っている」という考えを基本にしている。子どもたちはそれぞれの人生の主役であり、大人は子どもの独立した考えやイノベーションをサポートする立場に徹し、決して「何を、どのように考えるべき」と一方的な指導をすることはない。
日本で日々子どもたちと接している方のお話は深く、鋭く、愛があることばばかりでした。教育者としてまた経営者として子どもたちや社会について深く考えにたくさんの学びをいただきました。
大人の一歩的な視点はときに子どもたちの表現を狭めてしまうことになる。いろいろな視点で子どもを観察することが大切だと感じました。大学時代のキッズ指導、教育実習、サッカー指導の経験を思い出し自分のかけだしの指導と照らし合わせて聞き入りました。
一人ひとりのあらゆる表現を大切に
当アプローチでは、「何歳だから何ができるべき、何をするべき」などの画一的な基準は設けず、子どもの強みと好奇心に応じた学びの体験ができるように環境を整えている。芸術的で美しく落ち着いた雰囲気の中で、子どもたちが手で触り、体を動かし、耳で聞き目で見ることが学びの中心。自然の素材を使った造形や絵画、歌や演劇表現などの芸術活動は子どもが自分を表現するための「100の言語」として大切に受け止めている。教師や保護者は創造的な活動の記録を詳細に共有し、ここから子どもの強みや興味を理解し、一人ひとりを導いていく。また、互いの表現を認め合うことで多様な文化や社会を理解し、自信に満ちた世界市民の一人として成長します。
何歳までこれが出来なかればいけない、という大人の勝手な思い込みが子ども可能性を狭めてしまう。大人の視点はときにそんなリスクを伴う。
でも、子どもたちのあらゆる表現を認めるという考えをもっておけば必ず子どもたちにとって素敵な存在になれる。この言葉がとても印象的でした。
これがリーベ式運動あそびを体験する3年前。
そして、今のぼくがある
レッジョの考えを知り、帰国後は小学校と中学校の現場で体育に携わる経験をさせてもらいました。
小学校や中学校につとめ体育の授業をする中で子どもたちの運動能力格差に驚き、幼児期の運動の重要性を身をもって体感。同時になんともいえない危機感を感じました。
その中でも、リーベ式運動あそびのコーチとして活動しようと決めた一番のきっかけは縄跳びが跳べない一年生の男の子との出逢いでした。
広がる運動能力格差、感銘を受けた幼児教育法との出逢いがリーベ式運動あそびのコーチに繋がっています。
リーベ式運動あそびを通じて、子どもたちの笑顔をたくさん引き出していこう。
いろいろな方に支えられ28年間、健康に生きてこられた恩恵を今度は少しづつ返していく番だと勝手に感じています。
これからどんな出逢いが待っている楽しみです。
[…] 育んでいくという考えに物凄く共感した。 関連記事:子どもたち1人ひとりの表現を大切にするレッジョエミリアプローチ。イタリアレッジョエミリア市での出会いから今のぼくがある。 […]